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イタリア・アブルッツォ州をおそった地震ですが、
現地の建物の壊れかたは、相当にひどいですね。

むこうは、積石造か、鉄筋コンクリートが基本ですから、
地震にはよわい。特に、新しい鉄筋コンクリートが、激しくこわれている。

なぜかというと、これは、柔軟性がないからです。エラスティシティとでもいいましょうか。

つまり、台風の時、太い木よりも、細い柳のほうが、かえって被害が少ないのと同じで、地震のさいも、揺れに合わせて建物が一緒に揺れ、力を吸収切る構造になっているほうが、被害が少ないのです。

鉄筋コンクリートは、建物全体ががっちりとしたブロックですから、柔軟性がありません。だから、壊れる。

古代ローマの巨大建築、コロッセオや水道橋なんかは、じつは、このエラスティシティをそなえているのですね。不思議と。彼らが、知ってて作ったのか、それとも当時の技術が、たまたまそうだったのか、わかりませんが、ともあれ、ちょっとやそっとの地震では、古代遺跡のほうが、新しい家より耐震性が強かったりします。

我々はまだまだ、歴史からまなぶべきことは多いのです。

(庭園大学物語より、許可を得て転載)
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