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東京駅周辺の再開発&高層ビル建築ラッシュ
が続いているようですね。

それにあわせて、赤煉瓦の東京駅舎そのものも、
建設当初の3階建に戻し、戦災で焼失した
大タマネギ・ドームも復元するみたいです。

かつては、取り壊しさえ計画されたことのある
東京駅ですが、
今では歴史的建造物のもつ文化的(&経済的)価値に
経営側もようやく気づいたのか、
再計画の中心的存在となっています。

まあ、この種の復元にはいろいろ問題もあって、
なんでもかんでも、建設当初の姿に戻せばいい、
というものでも、なかったりします。

歴史的にはそれが正しい姿かもしれませんが、
たとえば東京駅の場合、屋根に応急処置がほどこされた
姿で、すでに60年以上も使われているわけで、
そこには、それだけの年数の「記憶」が
つまっているわけです。

生まれてこのかた、現在の東京駅の姿しか
しらない世代にとっては、
逆に復元作業が、なつかしい記憶の破壊にも
なりかねない。

そのあたりの、建築と記憶の関係に十分配慮しながら、
復元・修復作業は、行われるべきでしょう。
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用事で外泊する必要があったので、
カプセルホテルをいろいろしらべてみました。

と、そこで発見したのですが、
カプセルホテルという建築類型は、
黒川紀章氏の発案なんですね!

知りませんでした。
まさに、メタボリックな感性の結晶ともいえる
発想です。
外国人には、想像できない空間でしょう。

ところで、
黒川氏設計の、波打つファサードのミュージアム
が巷の話題を呼んでいますが、
先日、友人の建築家と話をしていたら、
どうも、あれは、いろんな先例のパクリみたいですね。

まあ、何かと話題のおおい黒川氏。
ちなみに、築少の世界では、彼は
パルマノヴァ防衛軍・海軍第一艦隊の参謀として登場します。
詳しくは、HP本体をご覧ください。
建築家 黒川紀章氏が、都知事選に出馬!
のニュースが、建築業界を駆け巡りました。

建築家知事誕生なるでしょうか!?

建築と政治は、もともと骨がらみの中。
くわえて黒川氏は、メタボリズムの流れの中で
未来の東京の都市ヴィジョンを
様々に描いてきました。

それを、どういうかたちで
現実の都政に反映させ、実現してゆくのか。

具体的になにをやりたいのか、
はっきりしない現時点では、
この出馬ニュースに、どう反応してよいのか
まだ決めかねています。

ちなみにイタリアでは、
建築家ではありませんが、建築批評・都市史家である
マッシモ・カッチャーリ氏が、
ヴェネツィア市長として政治に深く関与しています。
ワタリウムで、ブルーノ・タウト展が開催されています。

表現主義建築に限りない愛着を抱く、私たち建築少女研究会は、
タウトの傑作、ガラスのパヴィリオンの少女も想定しています。
(が、彼女の画像データを復旧できるかどうか、不明…。)
アインシュタイン塔少女の親友という設定です。



ガラスのパヴィリオンは、一般的には、
プロポーションが悪く、不細工で、悪趣味だ、などという
評価を受けているようです。

が、そうでしょうか?
私たちは、そうは考えません。
むしろ、ガラスの透明性と、色彩の乱舞に彩どられ、
そしてパイヴィリオン建築という、その宿命的刹那性
ともあいまって、
建築少女のコンセプトをもっともよく体現している
美しい作品だと、そう思うのです。

この建物を、よぉく見てください。
何かを思い出しませんか?
そう、あの、ルネサンス建築の珠玉たる
ブラマンテのテンピエットそのものではありませんか!



タウトのガラスのパヴィリオンを不細工だというのは、
ブラマンテの傑作を不細工だというのに等しい、
審美眼の欠如を意味しているのです!
2月は、謝肉祭、カーニヴァルの季節です。
ブラジルのものと、イタリアのヴェネツィアのものが
世界的に有名ですが、じつは、世界第三のカーニヴァルとして、
イタリアの海岸リゾート小都市ヴィアレッジョも、
重要な拠点であったりします。あまりしられていませんが。

アールヌーボー建築の町としてしられるヴィアレッジョも、
年に一度、リオのカーニヴァル顔負けの祝祭空間へと変貌します。

Carroと呼ばれる巨大な山車を引き回して、踊り狂うわけですが、
その山車のデザインを見てみると、
さすがイタリアだけあって、建築の引用が頻繁にみられるのですね。
なつかしのポストモダンですよ、これは。



ルネサンス期の入市行進このかた、
仮設建築の一種として、山車は建築的に構築されてきたわけです。
だったら、山車の建築史が、あったっていい!

いやいや、同じく建築モチーフの歴史をさぐるなら、
霊柩車の建築史や、鳥小屋の建築史、
あるいは、ウエディングケーキの建築史があったって、
いいじゃないか!

建築少女の歴史があったって、いいじゃないか!
(→誰も聞いてない…)


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